QB「君が望むのなら
戦いの運命を受け入れても叶えたい願いがあるなら
僕が力になっt
『ふぅ…まにあった』
ユウ「あ…あの時のお姉ちゃん
寄せて上げてる」
『そ、その話は置いておこうかな…』
『戦うのが、怖いんだよね?』
ユウ「うん…また、あの時みたいになったら…」
(ぎゅっ……
ユウ「あぅ……」
『君は今、どうしたい?』
ユウ「……サヤを、助けたい…
ケンカしたままだから…まだ仲直りしてないから…」
『それだけで十分だよ
その気持があれば波動の力は応えてくれる』
ユウ「出来る…かな…」
『大丈夫だよ、君にならきっと出来る、また戦える
だって………』
−−−−−−−−−
ユキ「私達がユウやわたをお姉ちゃんって呼ぶのは
下の子の事を中心に考えちゃってるって事になっちゃいますから…
もちろん、お姉ちゃんだから譲らなきゃいけない事はあると思います
でも、だからってそれで我慢を強いてもいい理由にはりませんよ」
なるほどね…
ストラ「そんな事、考えたことなかったなー」
ユキ「『お姉ちゃんだから』が許されるのは
あの子が自分自身に言い聞かせる時だけだと思うんです」
ストラ「やっぱ、母親としてまだまだユキにはかなわないな」
ユキ「そんな事ありませんよ
私だって、まだまだお母さんとして学ばなきゃいけない事はたくさんあります」
−−−−−−−−−
ユウ「お姉ちゃん…だから!」
『うん…じゃあ、頑張ってみようか…お姉ちゃん!』
ぱう「パウパウパウパウパウ!!!!!」
ユウ「はっ…」
スタスク「何をボーっとしてやがる!」
ガキィン!!
スタスク「何!?」
ユウ「ぱう…」
ぱう「パウパウ!」
ユウ「また、力を貸して
私…戦う!!」
ぱう「パウッ!!」
26世紀、人々は未知の敵に怯え最強の兵器を作った
科学の全てを集めて生み出された「それ」は、効果範囲の全てを無力化する正しく狂気の産物であった
一部の開発者たちはそれに恐怖を覚え、ある安全装置を組み込もうとした。科学と対を成す力、生命の根源を司る力、魔法
魔導力学という分類はなされていたものの、それはまだオカルトの域を出るものではなかったが、その力は確実に存在していた
生命の持つ生きたいと願う力ならば、きっとこの兵器の暴走を防いでくれる、そう信じて…
しかし、成長し狂気に塗れた科学はそれすらも飲み込み更なる狂気を呼び起こす
全てを喰らい尽くす最強最悪の兵器『バイド』となって…
『でも、バイドの中にもまだ魔法の力は残っている
狂気の科学を制御し、正しき理力へと換える力が
君がそう願うなら、必ず…』
ユウ「もう…バイドに飲み込まれたりなんかしない!!!」
暴れだす未知の力を手懐けて
真の理力(フォース)が目覚める…
つづく!
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