ドラガオン「…ここは…?」





 フロッシュ「ご機嫌はいかがかな?ドラガオンよ」
 ファーブニル「お前たちの戦い、我らもここからしかと見届けさせてもらった」
 エクセドラ「二度にも渡る邪悪なる存在の討伐、ご苦労であった」




 ドラガオン「古の…六戦士…そうか…俺は死んだのか…」
 クレイフ「そう、お前は命の限り戦い、そして力尽きた」
 ラーズリオン「だが本来の力の多くを当に失ったお前は、本来なら死後は我らの世界に現れることすらできない。それがここに魂が留まっていられるこの意味がわかるか?」
 ドラガオン「…どういう…事だ…?」
 オベロン「あなたはまだ完全に死んではいない。あなたの魂を引き止める力が働いているということだ」
 ファーブニル「帰るがよい、宿命は終わりを告げた。お前を引き止めているその力を伝っていけば、帰るべき場所へたどり着けるであろう」
 フロッシュ「やっとかわいい彼女さんもできたんじゃ、せっかくじゃから第二の人生を楽しみなされよ、ほっほっほ」

 オベロン「……あ、そろそろ隕石壊すバイトの時間」
 「「「井口ー!?」」」





 ドラガオン「だが…アイツを救えなかった…
       信じてやれなかった俺にそんな資格は…」
 ?「どうやら、戦いは終わったみたいですね」






 ドラガオン「お前…」
 ムニキス「久しぶりですね、ドラガオン」
 ドラガオン「俺は…」
 ムニキス「いいんです、分かっていますから
      あなたを恨んでなんかいません。隙を付かれた僕にも非はありますよ
      だから…過去に囚われず、新しい道を歩んで欲しいんです」
 ドラガオン「ムニキス……」
 ムニキス「あの子の事、大切にしてあげてくださいね」









 コトハ「……んん…夢…か…」
 ?「目が覚めたか」
 コトハ「へ?…」




 コトハ「ドラガオン?…なんで…?」
 ドラガオン「どうやら、まだ死なせてはくれないみたいだ」
 コトハ「うぅ……うえっ…」









 少女達の願いが奇跡を呼び
 戦士たちは戦いの鎖から解き放たれた…





モドル